営業員の営業力を強化する方法の一つとして、「ロールプレイング」があります。
効果的な「ロールプレイング」の方法の方法は、次のようなやり方で、実施します。
1.メンバー
①.営業員役、お客様役、見学する営業員、営業経験がある進行者
2.方法
①.営業員を会議室等に集めて、二人が対面出来るようなテーブルを用意します。
ロールプレイングを営業員にやってもらい見ていると、営業員の実力がわかります!
②.営業員に「営業員役」と「お客様役」に対面できるテーブルについていただきます。
③.その他の営業員は、テーブルを囲み、対面した営業員役とお客様役を見学できるようにします。
④.営業員役の営業員は、自分が営業しているお客様を提示します。
(会社名、部署、役職、売り込む製品やサービス、どのような営業をしているか)
⑤.お客様役の営業員は、お客様を理解して、営業員が、お客様を訪問した状況から、お客様役の営業員に営業
を開始します。
⑥.営業経験がある進行者は、営業員の営業活動が、止まったり、言い方が良くないとき、ロールプレイングをスト
ップして、なぜ、ストップをしたかを説明して、上手な言い方を指導します。その指導を聞いて、営業員は、再度、
その場面から、営業活動を開始します。
⑦.お客様役の営業員は、すぐに営業員の営業会話に対して、同意しないで、この状況だとお客様は、否定するだ
ろうと思ったら、営業員の会話に対して、否定的に受け答えます。
⑧.営業員が、営業のやり方がわからなくなったら、終了します。
⑨.終了したら、営業員役とお客様役が、ロールプレイングの感想を言います。
⑩.見学者の営業員が、感想を言います。
⑪.営業経験がある進行者が、実施したロールプレイングの方法について、やり方を指導します。
⑫.指導を聞いて、営業員役が、質問があれば、質問します。
⑬.営業経験がある進行者は、営業員が、理解したかどうかを把握します。
⑭.実際の場面で、営業経験がある進行者は、営業員の課題を指導していきます。
3.営業経験がある進行者の役割
①.営業員役が、すぐにお客様役に製品やサービスの説明を始めていないかの確認。
→すぐに始めていたら、ロールプレイングをストップさせて、お客様の話を聞くようにさせる。
②.営業員役が、お客様役の回答に対して、理解していないのに、進めようとしていないかの確認。
→理解していないのに、話を進めていたら、ロールプレイングをストップさせて、お客様にその内容を聞くようにさせる。
③.営業員が、お客様の状況を確認しないうちに、すぐに見積しますとか、お貸出ししますと言って来ないかの確認。
→お客様の状況を、確認しないうちに、進めてきたら、ロールプレイングをストップさせて、お客様の状況を確認するような質問をさせる。
4.ロールプレイングをやるメリット
①.営業員は、他の営業員の営業方法を余り見たことがないので、学ぶことが出来る。また、刺激を受けて、良いやり方の場合、
真似をすることが出来る。
②.営業経験がある進行者は、営業員の営業方法を見ることが出来て、今後、その営業員の課題を改善出来るように指導を考える事が出来る
③.営業員に競争意識が出てくる。
④.営業員が、営業を学ぶ機会が出来る。
「ロールプレイング」の方法