新規事業の立ち上げ方
6.その他
①.メンバーの状況を知る事の重要性
新規事業を立ち上げた時、リーダーは、メンバーと会議を開始する前に、メンバーを理解をする事が、重要です。
メンバーの経歴や実績を知る事は、当然必要ですが、その他に知る事が必要な事があります。
それは、この新規事業のプロジェクトに対する理解や意欲、状況です。
新しく配属されたメンバーは、どこまで、この新規事業について理解しているかを知る必要があります。
ほとんど、何も理解していないで、配属されたメンバーがいると思います。
リーダーが、会議を開催して、進める前に個別にメンバーと面談をして理解度や意欲を確認しておくことが必要です。
その為には、事前に 「3.戦略計画の為の戦略戦術書」 を作成して、会議開催までにメンバーに熟読してもらい理解してもらう必要があります。
この時、リーダーが、一方的に話を進めるのではなく、その社員の現状を聞き、この新規事業に対しての考え方や気持ちを
聞き出す必要があります。
メンバーによって、理解度も考え方も違います。
「戦略戦術書」をどこまで、読み込んでいるかは、質問をしてくるかどうかにかかってきます。
質問してこないメンバーについては、リーダーから、「~について、どう思うか?」と聞いてみる必要があります。
「何か、この件で書籍を読んでいるか?」等、いろいろ状況を確認するために質問をしていきます。
それらの回答で、メンバーの状況を把握する事が、重要です。
メンバーによっては、これから始める新規事業について、わからない事を書籍を読んで、学んでいる社員もいる可能性が
ありますし、「戦略戦術書」も読んでいないメンバーもいると思います。
読んでいないからと怒るのではなく、読まないメンバーの状況を把握する必要があります。
ここで、リーダーが、怒ってしまえば、そのメンバーは、これから新規事業を進めようというスタート位置になかなかつくことは出来なくなる可能性があります。
メンバーの状況を確認しましょう。
アセスメントをして、メンバーの状況を更に把握しておくと、メンバー毎にどのように進めていけば良いかが、わかります。
社員毎の状況を把握しないで、会議を開催して、リーダーが一方的に進めてしまうとメンバーは、「貝」になり、
自分の状況を話さなくなり、理解していないでも理解しているようなふりをして、新規事業を進める可能性が出てきます。
リーダーは、一方的に進めるのではなく、メンバーがついてくるように進めなければ、メンバー自身に不平や不満がたまり、
上手く新規事業が進まない可能性があります。