上司は、「ファシリテーター」になりましょう
これからの時代は、上司が今までの経験した事を前提に考えて、部下指導をしていく時代ではありません。
過去のビジネス経験を若手社員の話しも聞かずに“語ったり”しても良い結果は、得られないと思います。
若手も、現場で味わっている体験から、上司の指示に対して、疑問を持ち、行動出来ずにいる可能性も出てきます。
以前から若手社員は、上司を納得させる為に、もの凄い時間が掛かる事を肌で感じていました。
なかなか納得してくれない上司に対して若手は、動けず最終的に時間が解決してくれると思う事があったと思います。
上司を納得させる為に、時間がたち、問題になり、良くない状況になるまで、若手社員は、上司が動かない事を知っていて、
動かない。動けないという事は、ありませんでしたか?
問題が悪化すると、上司が動き出して、あたかも自分で、解決した様な行動を取る。
解決すれば、自分の業績にするというような進め方になっていませんでしたか?
それは、ビジネスのスピードが遅くなるという事です。
失敗すれば、部下の責任にするという事は、ありませんでしたか?
今の時代は、ビジネスのスピードが遅くなるという事ではなく、ビジネスチャンスを失う事を意味します。
その上司の行動は、動かない会社を作っていきます。
大問題だと思います。
◎上司は、どのような部下対応をすれば良いのでしょうか?
・部下の話を聞く。
・部下の話を引出す。
・どうしたら良いかを部下に考えさせる。
・部下にどのような行動をすれば良いかを考えさせる。
このような行動が「ファシリテーター」の行動です。
・部下に行動させる。危うい部分があれば、上司が、一緒に行動して、早期に対応する。
◎今迄の上司の行動は、このような行動ではなかったですか?
・部下が何か言ってきたら、状況も現場の知らずに話を最後まで、聞かずに自分の意見を言う。
(その上司の心理の中には、上司は、わからない状況で、動く事を非常に恐れる。
その為、安易に動いて、自分のせいで、失敗する事を恐れるという事は、ないでしょうか?)
。
・部下が、納得いかない顔をしていても、上司は、自分の意見を押し通す。
・部下は、動けず、動いていれば好転していたものを、動かないため、悪化していく。
・上司は、悪化の状況を知り、部下を叱る。
・上司が、対応して、結果は上手くいかない場合は、部下の責任にする。
こういう上司のやり方では、会社は、負けてしまいます。
このやり方では、部下は、育ちません。
会社の業績は、上がりません。
・新しい事は、出来ません。
更に、本当に一番問題になるのは、そのような上司の行動を見過ごしているトップの方たちです。
上司の行動を見抜けない事が、見抜かない事が、一番の問題ではないでしょうか?
現場で、上司と部下の会話を聞いていれば、状況が良くわかりますよ